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この記事では以下の内容について書いています。
- 実物資産とは何か
- 実物資産としておススメのアンティークコインについて
- アンティークコインのメリット・デメリット
アンティークコインは資産として優れているのはもちろん、歴史的なロマンや見る楽しさというものがあるのも魅力です。
SHUも保有するアンティークコインについて、詳しく解説していきますので参考にしてほしいと思います。
それでは参りましょう!
実物資産を持つということ
実物資産とはそのままですが「実在する資産」という意味です。
株や証券などといったそれ自体には価値の実態のない、いわゆる「ペーパーアセット」と対となる存在ですね。
代表的なのが金とか銀といった、それ自体に価値のあるもの。誰が見ても「高価である」という共通の認識があるものを指します。
ちなみに不景気だとこういった実物資産が買われます。なぜかと言うと「不景気でも金の価値は変わらないから」です。
不景気でインフレが進むと極端な話、今まで100円で買えたものが200円払わないと買えなくなったりするわけです。世の中の物価が2倍になれば自分の資産が半分になったのと同じです。
「このままでは円の価値がどんどん目減りしてしまう」といった焦りから、いつの時代も価値の変わらない金などの実物資産に変えようという動きが出てきます。
そして金の需要が上がることで金相場が上昇していきます。これが「不景気だと金などの高級品が買われる」と言われる理由ですね。
お金をたくさん持っている富裕層というのはこのように資産を円のみで持つリスクを理解している人が多いので、ドルなどの外貨に換えたり金などの実物資産に変える人が多いのです。
実物資産を持つということは、自分の大切な資産を実態のあるものに変えて守るという意味があります。
そしてこれから紹介するアンティークコインは、そんな実物資産の中でもあらゆる面でおすすめのアイテムなんですよね。
アンティークコインとは
アンティークコインというのは100年以上前に発行されたコインを指します。
当時は普通に通貨として使われていたり、女王の即位とか歴史的イベントの記念品として発行されたものが多いですね。
こういったコインは素材に金などが使われているためそもそもの価値が高いですし、歴史的な面でも非常に資産価値があります。
歴史のドラマなどを感じることもでき、世界中にコレクターの多いアイテムなんですね。
かの皇帝ナポレオンもアンティークコインの収集家として有名です!
ではなぜアンティークコインが金などほかの実物資産と比べてメリットがあるのか、これからそこを解説していきたいと思います。
アンティークコインのメリット
保管が簡単
アンティークコインはあくまでもコインなので手のひらサイズですし、保管が非常に簡単です。
メンテナンスも特に必要ないですし、購入したらただ持っているだけで大丈夫。実物資産と呼ばれる物の中ではバツグンに保管の難易度は低いでしょう。
小さいがゆえに紛失するリスクなんかはあるかもしれませんが、金庫にでも入れておけば基本的には放置で問題ありません。
匿名資産になる
アンティークコインは「匿名資産」としてのメリットもあります。
実物資産として何度か金の話をしましたが、金というのは購入する時や売却する時に調書が必要なので「この人がどれくらいの金を保有しているか」とか「金を売却してどれくらいの現金を手にしたか」みたいなことが筒抜けになってしまいます。
他にも車とか不動産とか価値のある資産というものは売買の際に必ず書面でのやり取りが必要になりますよね。基本的に実物資産は匿名性が低いものだと言えるのです。
対してアンティークコインは購入時や売却時にそういった調書を必要としません。
普通に日用品を買うような感覚で購入することができますし、売却時も買取店やオークションなどで普通に売れてしまいます。
この匿名性が富裕層に人気で、特に資産相続の際などに活用されることが多いです。
値崩れしにくい
アンティークコインは過去に製造されていたコインですから、これから新しいものが発行されることはありません。
紛失されたり破損したりと減ることはありますが、増えることは無いため希少価値が守られます。
またコレクターは世界中にいるため需要も枯れることが考えにくいです。マニアックな世界のため価値がわからず安売りするような人もいないため、価格が安定するのです。
値崩れどころか、アンティークコインの価値は時が経過するほど上がっていきます!
もちろん人気のないコインでは価値も上がりづらいのである程度の見極めは必要ですが、この安定性は投資という意味では非常に魅力的なものであると言えますね!
これはイギリスのコンサル会社が発表した資料を元にSHUが作成した実物資産の価値増加グラフです。
アンティークコインが長く持てば持つほど資産価値を上げていくことがわかりますね。短期的な利益を狙うより長期的に保有してじっくりと価値を上げていく運用がおススメであると言えます。
というよりアンティークコインは稼ぐために買うのではなく、「現金で持っているくらいならコインに変えておこう」みたいな感じで持つのがいいでしょう。
アンティークコインのデメリット
専門知識がいる
アンティークコインは上述したようにメリットの多い実物資産ではありますが、デメリットも存在します。その一つが「専門性」です。
アンティークコインの種類は非常に多く、価格も様々です。どれでも買っておけば価格が上がっていくということは残念ながらありません。
値上がりする可能性が高いコインというのは希少性や発行された背景などしっかりとした理由があるものなので、そういった部分を理解して購入するようにしましょう。
とはいえどんなコインが人気かは調べれば普通に出てきます!
何も知識のない状態だと購入するのに不安があるかもしれませんが、それはどのジャンルでも同じです。アンティークコインの世界は歴史の勉強にもなりますし、購入を考えるなら知識をつけましょう!
換金するのに時間がかかる
アンティークコインを売却する場合、
- コインショップで買い取り
- オークションで販売
- 個人間で販売
といった方法があります。
コインショップで買い取りしてもらう場合はお店に持ち込めばその場で買い取ってくれるためすぐに現金にすることができますが、相場よりは安くなることが多いです。
少しでも高く売るならオークションを活用したり個人で買ってくれる人を探して直接交渉する方法がありますが、こちらは買い手が見つかるまで時間がかかるため即金性は悪くなります。
ただこれはアンティークコインに限った話ではなく車とかブランド品を売却する時も同じなので、あまりデメリットにはならないかもしれませんね。
一応「こういった側面もある」と覚えておきましょう。
モダンコインとの違い
コインの中には「モダンコイン」と呼ばれるジャンルもあり、アンティークコインとは区別されることがあります。
アンティークコインは100年以上前に製造されたものを指すのに対して、モダンコインはそれ以降に製造されたもの。割と新しいコインを指します。
そしてモダンコインは貨幣として流通させるために発行されることは少なく、どちらかというと記念コインが多いです。
その国が誇る有名人の何周年を祝うコインとか、アンティークコインとして価値のあるコインを現代版としてリメイクしたもの等ですね。
歴史的価値というよりは趣味性の強い、コレクター向けのコインです!
モダンコインも高いものから安いものまで様々ありますが、人気とか製造される背景をしっかり精査して値上がりする可能性の高いものを選定しないとダメです。
モダンコインは新品なので見た目もきれいで個人的には好きなんですが、資産としての値上がりを期待するなら歴史的価値のあるアンティークコインを狙った方がいいかもしれません。
まとめ
- 実物資産は不景気の時のリスクヘッジになる
- アンティークコインは実物資産としておすすめ
- しっかり選べばほぼ価値は下がらない、むしろ上がる
- コインには「アンティークコイン」「モダンコイン」と種類がある
実物資産はモノがそこにあるため、見て楽しむことができる点も魅力です。
銀行口座に眠っている現金があるのであれば、アンティークコインに変えて保管しておくというのはあらゆる意味でおすすめです。
何かをコレクションするのが好きだったりする人はハマると思いますので、ぜひ手堅い資産構築の手段としてチャレンジしてみてください!
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